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2008年7月16日 (水)

鉄道なんでも日誌 v0006  列車からの風景1 呉線

 列車から動く景色をみることが好きである。 実はそれはどんな風景でも良かったりする。 基本はまず、鉄道で移動することであり、そこから必然的に動く風景を見ることになる。 だからどこでも鉄道に乗っていれば良いのであるが、それはそれとして、お気に入りの風景、心に残る風景、何度でも見たくなる風景というのが幾つか自分の中に生まれてくる。

 その一つが呉線の海景色ということになる。 呉線に初めて乗車したのはまだ5年前ほどのことだが、現在広島県に在住していることもあり、呉線ついてはすでに二桁のオーダーで味わっている。 瀬戸内海国立公園を間近に見るという、その言葉通りのパノラマが目の前に広がってくる。

 個人的には海田市側から三原に抜ける方が良い。中国地方一の大都市広島市からわずか10分ほどでまず瀬戸内海が開けて、呉までの間にかなり海景色を堪能できる。 しかし呉線の本領はやはり都市部である呉を抜けてからであり、その海の様子が千差万別に変わるところだ。

 ところところで短時間山間に入り海が見えなくなることが、かえって海の印象をより深くする。 時には丘に駆け上がって、巨大なドックに入っている船を上から見上げたかと、思うと、列車が船に比べればなんと小さな存在であるかを実感できるほど、近くを走るときもある。

 そして瀬戸内海の数多くの島々が近く、遠くに広がり、川の対岸のように迫り、湖のように静かにたたずんでいる姿は、他の海にはない。

 そうなんですよね。瀬戸内海というのは基本波が少なくて、初めて見たときはこれ海じゃねえ、なんて思いました。

 ただそこが瀬戸内海らしく、また呉線はだから良いんです。 海田市側からいくと、仁方(以前は国鉄の本州-四国航路の一つがあった駅のはずです)から先はまさに海景色のオンパレードです。 観光快速で行くもよし、普通列車で行くもよし、瀬戸内海を堪能しながら三原の町に列車がなだれ込むのは爽快です。

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